こんにちは、板橋区のピアノ教室、シュシュピアノルーム講師の神原笑見です。

 

昨年、山田和子先生より「教えない♪レッスン」を学んでから、当ピアノ教室では、あらゆる調に移調できるよう、全調メソッドを導入致しました。

 

初歩の教本は、黒鍵を使わないハ長調からスタートするものがほとんどです。

やはり黒鍵を使うって難しく感じますよね。

当ピアノ教室でも、ハ長調に慣れてから、段階を踏んで、黒鍵を含む調へと進んでいく流れでした。

 

教えない♪レッスンでは「ペースメソッド」を使い、初歩のうちから、あらゆる調で弾くという指導法を学びました。

この調を変えて弾くことを「移調」というのですが、私はとっても苦手です。。

 

楽譜通りに弾くことに慣れすぎてしまい、楽譜と違う音を出すことに、頭をフル回転させて、指へ伝達する頃にはパンクしてます(笑)

 

この全調メソッドでは、絶対読譜ではなく、相対読譜でのトレーニングをします。

絶対読譜とは、ドレミの場所を固定して読む通常の読譜です。

対して相対読譜とは、主音から何音目かで音を読みます。

 

ではどちらが良いのでしょうか?

結論としては、どちらでも読めることが一番です(^^)/

 

楽譜を読むうえで、ト音記号、ヘ音記号の音を読めることは必須だと思います。

その一方で、ハ音記号という音部記号もありますし、吹奏楽をはじめたら、移調楽器だらけです。

相対読譜なら、スタートの音さえわかれば、音の上下を見て滑らかに読譜することができます。

 

自分で音の並びを読んだり、書いてないものを弾くことで、思考力、創造力などが養われますよ。

教え込まれた曲を弾くことよりも、学んだことをアウトプットしていくことで定着していくのです。

 

当ピアノ教室の生徒さんにも、少しずついろんな調で弾くことに挑戦してもらってます。

たまに黒鍵が出てくるとドキドキしてしまいますが、最初から黒鍵を含んだかまえで弾けば、問題はないようです(^^)

 

特に春から小学2年生になるSちゃんは、五指のかまえを徹底的に取り組んでいます。

その結果、かまえをマスターしたら、あっという間に全調弾けるようになってしまったのです!

学校の鍵盤ハーモニカで習った曲も、いろんな調で弾いて見せてくれて、

「同じ曲でも優しい感じになるね!」

なんて感想まで聞けましたよ♪

調の持つ特性まで感じ取ってくれて、嬉しい限りです。

 

これからの時代、自分で考え、表現していくことが必要ですよね。

そのお手伝いを音楽を通してお手伝いしていけたら嬉しいです。

私も固定概念を捨てて頑張ります♪

 

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