こんにちは、板橋区のピアノ教室、シュシュピアノルーム講師の神原笑見です。
今年はあの有名な作曲家、ベートーヴェンの生誕250周年の記念すべき年でした。
本来ならば、たくさんのコンサートが予定されていましたが、新型コロナウィルスの影響で、残念ながら中止になったものも多かったですね。
その反面、配信コンサートや、オンラインセミナーなどが充実し、家でも音楽を楽しみ、学べる機会が増えたことは喜ばしいことです。
ベートーヴェンは、音楽で時代をリードし、ピアノの発展に貢献した方ですので、これも時代の流れとして、受け入れてくれるでしょう。
と言いつつ実は、私はベートーヴェンが大の苦手で、大学受験以来、まともに向き合ってきませんでした(^-^;
しかし今年、音楽番組などで、ベートーヴェン特集をいろいろ見て、たくさんの偉業を知り、尊敬するとともに、少し仲良くなれた気がします(笑)
先日のコンサートでは、僭越ながらベートーヴェンを弾かせていただきました。
ベートーヴェンというと「運命」のような、暗く重いイメージをお持ちの方も多いと思いますが(私も含めて)美しくやわらかな曲もたくさんあるのです。
私が弾いた曲は、変イ長調の「願い」という副題の付いたワルツ。
穏やかな曲調の中に、前進していくような箇所もあり、願いを込めて弾きました。
こちらは先日のミニミニコンサートで、ベートーヴェンを弾いてくれた3人の生徒さんに出した、色塗りの宿題です。
曲を聴いたり、調べたりして自由に塗ってきてね!とお伝えしました。
三者三様!どれも個性豊かで素敵ですよね(^^)
まずこちらを書いてくれたのは、ハ長調の「よろこびの歌」を弾いたSくんの作品です。
でもこの色使いはハ長調ではないと、私は思いましたよ。
ちゃんと原曲のニ長調を聴いたそうです。
ニ長調の明るさ、喜びがバッチリ出てますね!
しかも凛々しくてイケメンです(*^^*)
続いてこちらは「エリーゼのために」を弾いたHくんです。
頭に苦悩を抱えているそうです(笑)
なるほど!!発想がいい!
「エリーゼのために」は恋の別れの曲。(諸説あり)
短調らしい哀愁を感じますね。
最後は素晴らしい色使いのMちゃんの作品です!
Mちゃんの弾いた曲だけではなく、運命、月光、トルコ行進曲など、色々聴いて、塗り分けてくれたそうです。
一人の作曲家なかから、これだけインスピレーションを受けたことに拍手です!
お母さまから聞いたお話から、お母さまも私と同じく「ベートーヴェンは暗い!運命は特に重い!」と感じていたそうですが、Mちゃんは短調の中でもpianoでささやくようなところを、やさしいと感じ、緑を選んだことに驚いたそうです。
その話を聞いて感動しました!
固定概念のないお子さんに、たくさんの曲を聴いてほしいです。
ベートーヴェンの誕生日は12月16日ですので、250歳は始まったばかりです(^^♪
私も刺激を受け、もっと仲良くなりたくなりましたよ!
やはり作曲家について知ることは大切で、様々な曲を聴いたり、時代背景やお国柄などを知ると、理解が深まり、演奏にも変化が出るはずです。
今後は鑑賞の時間も、作っていけたらなと思ってます♪
さて、2020年も残りわずかになりましたね。
大変な年でしたが、新たな道が開き、仲間ができ、より学びを深めることが出来ました。
皆さま、本年も大変お世話になりました。
お読みいただいている皆さまにも感謝申し上げます。
2021年もコツコツと、音楽の楽しみを伝えていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えくださいませ♪
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